みなさま、こんにちは

歯科衛生士のSです

 

前回の続き、

歯周病と認知症のお話です。

認知症には脳血管性とアルツハイマー型の2種があります。

今回は

アルツハイマー型認知症と歯周病との関係です。

 

アルツハイマー型認知症は脳に萎縮がみられる病です。

この認知症にかかってしまった人は

健康な人に比べると残っている歯が少なく、

さらに

CT画像検査での調査によると、

残っている歯が少ないほど脳の萎縮が進んでいた

という報告があります。

 

「噛むこと」は脳を活性化します。

噛むことで刺激が歯根膜から脳へ伝わり

学習能力に深く関わる伝達物質(アセチルコリン)を増やすのです。

この伝達物質の量が減ると

アルツハイマー型認知症を引き起こす原因になる

と考えられています。

 

歯周病を予防して、噛める歯を残すこと。

それは

アルツハイマー型認知症の予防につながります。

 

ではまた次回!

それまで元気にお過ごしください